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2012.07.27

見えの問題

光は水晶体を通り網膜に像を結び、そこにある視細胞が光を感じ脳内で色や明暗として認識します。視細胞は、暗い時に働く杆体(かんたい)と明るいところで働く錐体(すいたい)から構成されます。錐体には、赤、緑、青を感じる3種類があります。
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出典: CUDO( http://www.cudo.jp/sikumi/index.html

こうした色を感じる仕組みの中で、視細胞の特性が人と少し違ったり、遺伝や病気などの要因で機能が劣ったり、無かったりすることで、色の感じ方や見える見えないといった個人差がが出てきます。そうした人たちが結構いる(男性に多く国内では300万人以上いると言われている)ので、色の使い方などで配慮しなければならないというのが、CUD(カラーユニバーサルデザイン)の考え方です。

今朝、注目すべきニュース( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00000026-jij_afp-int )を目にしました。フランスの研究所で、遺伝子変異で誕生から数ヶ月で視細胞を死滅させたマウスに化学物質AAQ(アミノアントラキノン)を注射することで、目が見えなかったマウスの視力回復に成功したというものです。マウスの実験ではありますが、遺伝的疾患で視力を失っている人にとって希望の光となりえるニュースですね。研究の発展に期待しています。

また、加齢に伴う見えにくさはより影響範囲が大きいです。白内障などは、年代別の発症比率で試算すると国内で2500万人位いそうです。もっと身近なものは老眼ですね。私の場合は、視力が2.0~1.5とすこぶる良かったこともあり、45歳頃には自覚し始めました。照明環境があまり良くないホームで腕時計の日付欄の数字や携帯時刻表の時間が見えにくくなったと感じたのが最初だと思います。

2005年11月17日の日記( http://shinkansen.la.coocan.jp/0511top.htm#1117 )のタイトルは「認めようよ」でした。こんなことを書いていました。『先日、老眼の話を書いたんですけど(通勤日記ではなかったかもしれません)、タイムリーにロート製薬が行った老化の実感に関する調査結果についての記事を目にした。それによれば、30代で約85%、40代で約94%の人が、加齢による見えにくさなどを実感しているようです。それでも、30代で約42%、40代で約44%の人は、できれば老眼鏡を使いたくないと答えているそうです。老化を認めたくないという気持ちの表れなんでしょうね。

私も、最初に自覚症状が出た時は、ちょっとショックでした。老眼と書かずに遠視と書いたぐらいですから(ここでは書きませんが、老眼と遠視は異なるものです)。でも、老眼なんですよね、老眼、認めましょう現実を。そこから、新たなステップに入ります。ああ、老眼鏡かけて、大人の休日倶楽部ミドルの会員になって、土・日きっぷで、あちこち旅したいです。』 老眼と付き合って約7年、また、当初よりもさらに症状は進んでいると思います。徐々に変化しているのでしょうが、段階的にがくっと悪くなったなと感じた時期が何度かあります。

さて、レッツノートの先代(CF-R7)は、10.4インチ画面で表示が小さいのですが、1024×768画素の表示画面としては見やすい方で裸眼でほぼ支障なく使えていました。しかし、レッツノートSX1にチェンジしてからは、12.1型と画面が大きくなりましたが、1600×900画素に増えたこともあって、見えにくさの問題をより感じています。文字表示を拡大する設定を使ったり、ブラウザの拡大表示機能を使ったりで対処は出来ているのですが、ピタっとはまった表示設定が見つからずに今日まで来ました。

そんなおり「ぴったりビュー」というツール(写真:右)があり、インストールすれば使えるとのことなので早速試してみました。文字の周囲にフリンジが発生するような感じで鮮鋭度は多少犠牲になりますが見やすくなりました。ベストではないが現状ベターな設定です。少し使ってみようと思います。最初から、セットアップしてあれば良いのにねえ。
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※この記事内容は、新幹線通勤日記( 2012年7月27日 )に書いたものです。

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