福島県の放射線モニタリング情報
福島県内のリアルタイム放射線量の公開が文科省ホームページで始まりましt。
http://radiomap.mext.go.jp/ja/
2700ヶ所に設置すると言っていた↓です。地元の小学校の校庭にも設置されています。
2011年11月19日の日記( http://shinkansen.la.coocan.jp/1111top.htm#1119 )の最後の方で書きましたが、実際の数字より4割低く出るなどの精度の不揃い問題が発覚して、600台位が入れ替えになるというお粗末な話もありましたが、遂に稼働したんですね。
白河市には95箇所設置されているようです。地図を拡大して近隣エリアを表示してみると赤丸で囲んだ辺りに測定器が設置されています。一番近いのは、みさか小学校です。現在の測定値は、0.210μSv/hとなっています。
みさか小学校もそうだけど、学校や幼稚園、保育所などは、表土を削りとって除染を行なっている関係で、そうではない所と比べると、低めの数字になっているようです。近くの別のポイントを見てみましょう。こちらは、0.531μSv/hとなっています。あっ、間違い発見。鶴ヶ丘ニュータウン3号公園となっているけど、鶴ケ丘じゃなくて緑ヶ丘ですね。
私の実家方面、母校の小学校の数字は、0.137μSv/h となっています。
観測所名とμSv/hの数字がリスト表示されている画面では、μSv/hの項目をクリックする度に、昇順、降順でソート表示されますね。画面下には、これから蓄積されるデータを時系列表示できるようにするみたいです。東日本大震災直後まで遡って見ることができれば良いんですけどね(無い物ねだりだけど)。
さて、今住んでいる地域について考えてみると、場所場所で数値のばらつきはあるだろうけど、空間線量を概ね0.5μSv/hと考えておけば、そう間違いはないと思う。東日本大震災後の福島第1原発事故以前は、その1/10の0.05μSv/hでした。
上記の数字が10倍だからと言って10倍リスクがあるわけではない。健康へのリスクにそう大きな影響があるとは思っていない。なので、冷静に受け止めている。ヒステリックな反応はしたくないし、そうしているのを見聞きすると、ひいてしまう。とはいえ、国や東電やその他原発に関わる組織や人たちには、同じく考えてもらっては困る。事故前の状態に可能な限り戻すことを常に念頭においてもらわないと困る。
事故前のレベルもゼロではない。自然界にも存在するし、また、過去の核実験や事故などで放出された放射性物質の影響も残っているだろう。そうしたことを考えても、ゼロを目指すのは無理で、現実的に対処可能な中で、もちろん、健康へのリスクを最小限にしたレベルで考えていけないと思う。
しかし、いまなお事故は収束したとは言えず、放射性物質は水や大気を通じて循環している。食物連鎖による濃縮もある。これからは、内部被曝について、長い間、考えていかねばならないのだろう。これも、検出限界以下のレベルなら有りがたいが、ゼロではないものも口にしなくてはならない。健康リスクを考えて、あるしきい値を決めて判断するより仕方ないだろう。信頼に値するデータが提示されるかだな。
また、放射性物質以外にも、健康にリスクのある物質は多々存在する。それらと比較して、どのレベルにあるのか、全体を見なくてはならない。ことさら悪者扱いにして、そこだけ対処していたが、それは、全体のリスクの5%に過ぎなかったなんてこともある。
それと、今後、起きるであろう天変地異、あってはならないけど、ゼロとは言えない人為的ミス、或いは、意図的な悪さによって、再び、放射性物質が撒き散らされることが心配だ。世界中にどれだけの原発がある。核兵器がある。放射性物質を取り扱う施設がある。万全には万全の対応で臨まなくては。人間よおごる事なかれ。
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